きっかけはふとした疑問
朝マヅメって、いったい何時から何時までなんだろう?
感覚では「空がうっすら明るくなってくる時間帯」っていうのはわかるけど、ちゃんと調べたことがなかったので、今回ちょっと掘り下げてみました。
調べてみると、「航海薄明(こうかいはくめい)」という言葉に出会い、これがマヅメ時間を考える上で大事なキーワードらしいことがわかりました。
「薄明」には3つの段階があるらしい
夜から朝にかけて、空が明るくなる過程には「薄明(はくめい)」という段階があるそうです。具体的には以下の3つ:
薄明の種類 | 空の様子 | 釣りとの関係 |
---|---|---|
天文薄明 | まだ星が見えるくらい暗い | 釣りにはまだ暗すぎる |
航海薄明 | 東の空が少し明るく、海と空の境界が見える | マヅメ開始の目安にちょうど良い |
市民薄明 | ほとんど昼間と同じ明るさ | 釣り開始にはやや遅いかも |
朝だけじゃない、夕マヅメも「航海薄明」で考えられる
調べる中で気づいたのは、「航海薄明」は朝だけじゃなくて夕方にもあるということ。
つまり、夕マヅメの終わりの目安が航海薄明の終了時刻になるわけです。
例えば、ある日の奄美市名瀬では…
- 日の入り:18:58
- 市民薄明終了:19:24
- 航海薄明終了:19:57
この場合、「18:58〜19:57」くらいが夕マヅメと考えられそうです。
実際に夕まずめで釣果が多いのはこの辺りの時間帯が多い気がします。
実際にどう活用できる?
調べた内容を踏まえて、実際の釣行にどう活かせるかも考えてみました。
- 朝マヅメ狙いのときは、航海薄明の開始時刻ちょっと前に現地着が理想かも。
- 夕マヅメは、日没後〜航海薄明終了までが勝負所。
- 満月の夜は明るすぎることもあるので、逆に新月期の暗い時間帯はチャンスになりそう。
あなたの地域の「航海薄明」はいつ?
自分は奄美大島のデータを元に調べましたが、
お住まいの地域の航海薄明の時間も、以下の方法で簡単にわかります。
● 国立天文台のサイトで調べる
各地の薄明時間はこちら(国立天文台 暦計算室)
→ 都道府県と日付を選ぶだけで、「天文薄明/航海薄明/市民薄明」の時間が表示されます。
● ChatGPTに聞いてみるのも便利
「2025年5月14日の鹿児島市の航海薄明はいつ?」と聞くだけでOK。
AIを活用すれば、潮汐・月齢・釣行計画まで手軽に調べられます!
まとめ
「朝マヅメ」や「夕マヅメ」をただの感覚ではなく、
科学的に“見える化”するきっかけとして「航海薄明」はかなり便利だと感じました。
難しい話をしているつもりはないですが、こういう自然のリズムを意識することで、釣りの精度も少しずつ上がっていきそうです。
釣行前の参考になればうれしいです。
このあと、奄美市名瀬の5月分「航海薄明の時刻一覧」+図解も公開予定です。
そちらも整い次第アップしていきます!
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