こんにちは!エギング修行中の僕です!
最近、エギングにどっぷりハマっているのですが、釣具屋さんでベテランの方の話を聞いていると「もう春イカの時期だねぇ」とか「秋の新子シーズンが待ち遠しい」といった会話をよく耳にします。
季節を意識することが釣果アップの近道なのかな?と思い、日本の昔ながらの暦、「二十四節気(にじゅうしせっき)」とエギングの関係について、自分なりに調べてみることにしました。
この記事では、僕のようなエギング初心者が、季節の移り変わりを釣りに活かせるように、
- そもそも二十四節気って何?
- 季節ごとにアオリイカの状況ってどう変わるの?
- 各節気で、どんなことを意識すればいいの?
といった点を、詳しく、分かりやすくまとめています。
自然の変化を少し意識するだけで、エギングがもっと深く、もっと面白くなるかもしれません。一緒に勉強していきましょう!
※注意:この記事は僕が調べた一般的なシーズナルパターンをまとめたものです。実際の海の状況は、お住まいの地域(特にここ奄美のような南の地域や日本海側など)やその年の気候によって大きく変わります。あくまで「目安」として参考にしてくださいね!
そもそも「二十四節気」ってなんだろう?
僕も今回調べて初めてちゃんと知ったのですが、二十四節気とは「太陽の動きをもとにして1年を24等分し、それぞれに季節を表す名前を付けたもの」だそうです。
「春分」や「夏至」、「大寒」あたりは天気予報でも聞きますよね。昔の人は、この二十四節気を目安に種まきをしたり、漁に出たりしていたんだとか。
これって、自然の変化を常に感じながら釣りをする僕たちエギンガーにとっても、最高の指標になるんじゃないか?と思ったのが、この記事を書くきっかけです。
【春夏秋冬】アオリイカの大きな季節サイクル
まずは、大きな季節の流れとアオリイカの一生をざっくりと掴んでおきましょう。
季節 | アオリイカの状況とエギング |
---|---|
春 (2月~4月頃) | 産卵の季節【デカイカのシーズン】 水温の上昇とともに、冬を越した大型のアオリイカ(親イカ)が産卵のために浅場へやってきます。藻場(もば)が絡むポイントが狙い目。一発逆転の3kgオーバーも夢じゃない、エギンガーが最も熱くなる季節です。 |
夏 (5月~7月頃) | 世代交代の季節【忍耐と期待のシーズン】 産卵を終えた親イカは死んでしまい、釣果が厳しくなる時期(夏枯れ)。しかし、春に産まれた卵が孵化し、小さなアオリイカ(新子)が育ち始めます。秋に向けての期待が高まる季節です。 |
秋 (8月~10月頃) | 成長の季節【数釣りシーズン】 夏に生まれた新子が、好奇心旺盛にエギにアタックしてきます。コロッケサイズからトンカツサイズがメインターゲット。初心者でも比較的簡単に釣果が出やすく、エギング入門に最適な季節です。 |
冬 (11月~1月頃) | 越冬の季節【修行と良型のシーズン】 水温の低下とともに、アオリイカは水温の安定する深場へ移動します。数は釣りにくくなりますが、生き残っている個体は良型ばかり。厳しい状況下で価値ある一杯を追い求める、ストイックな季節です。 |
【完全版】二十四節気別エギング攻略の目安
ここからが本題です!二十四節気それぞれの時期に、フィールドやアオリイカがどう変化していくのか、僕なりに「エギンガー的視点」を盛り込んで表にまとめてみました。
あなたの次の釣行計画の参考にしてみてください!
春(立春 ~ 穀雨)
二十四節気 | 時期の目安 | エギンガー的視点とアドバイス |
---|---|---|
立春 (りっしゅん) | 2/4頃 | 暦の上では春だが海は真冬。水温は最低期。深場でじっと耐える良型狙い。まだまだ修行の時期。 |
雨水 (うすい) | 2/19頃 | 少しずつ日差しが春めく。水温上昇のきっかけとなる「春一番」や「暖かい雨」に注意。黒潮の動きが気になる頃。 |
啓蟄 (けいちつ) | 3/5頃 | 水温が上がり始め、産卵を意識した第一陣が浅場に入ってくる「ハシリ」の時期。藻場の生育状況をチェック。 |
春分 (しゅんぶん) | 3/20頃 | 本格的な春イカシーズン開幕!産卵場となる藻場周辺が鉄板ポイントに。満月や大潮のタイミングは特に期待大。 |
清明 (せいめい) | 4/5頃 | 春イカ最盛期。ペアリングしているイカを見かけることも。オスはメスを守って神経質になっているので丁寧に攻めたい。 |
穀雨 (こくう) | 4/20頃 | シーズン終盤。遅れて接岸してくる個体や、産卵後の個体が混じる。スレている個体も多いのでエギのカラーや沈下速度で差をつけたい。 |
夏(立夏 ~ 大暑)
二十四節気 | 時期の目安 | エギンガー的視点とアドバイス |
---|---|---|
立夏 (りっか) | 5/5頃 | 春イカシーズンはほぼ終了。産卵を終えたイカが力尽き、海中は静かになる。藻場には卵がびっしり。 |
小満 (しょうまん) | 5/21頃 | 卵が孵化し始め、豆粒のような新子が誕生。まだ釣りの対象ではない。サイトフィッシングで観察するのも楽しい。 |
芒種 (ぼうしゅ) | 6/6頃 | 梅雨入り。雨による水温低下や濁りはマイナスだが、ローライトで日中の活性が上がることも。新子が少しずつ成長。 |
夏至 (げし) | 6/21頃 | 一年で最も日が長い。朝マズメ、夕マズメの時間が長く楽しめる。日中は暑すぎるので熱中症対策は万全に。 |
小暑 (しょうしょ) | 7/7頃 | 本格的な夏。高水温でイカは深場や潮通しの良い場所に移動。夜釣りに分がある。秋のシーズンインが待ち遠しい。 |
大暑 (たいしょ) | 7/23頃 | 一年で最も暑い。人間もイカも夏バテ気味。道具のメンテナンスや、秋のポイント開拓に時間を使うのが吉。 |
秋(立秋 ~ 霜降)
二十四節気 | 時期の目安 | エギンガー的視点とアドバイス |
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立秋 (りっしゅう) | 8/7頃 | 暦の上では秋だが、まだまだ猛暑。地域によっては新子シーズンが開幕!好奇心旺盛なイカが遊んでくれる。 |
処暑 (しょしょ) | 8/23頃 | 朝夕が少し涼しくなり、釣りやすくなる。イカのサイズも少しアップ。台風情報には常に注意が必要。 |
白露 (はくろ) | 9/8頃 | 秋の数釣りシーズン最盛期!サイトフィッシングも楽しい。エギを見せるとワラワラ寄ってくることも。 |
秋分 (しゅうぶん) | 9/23頃 | イカのサイズも良くなり、引きも強くなる。スレてくる個体も増えるので、エギのローテーションが重要になる。 |
寒露 (かんろ) | 10/8頃 | 秋が深まり、水温も徐々に低下。浅場の個体は減り始めるが、釣れれば良型。キロアップも視野に入ってくる。 |
霜降 (そうこう) | 10/23頃 | 北風が吹き始め、冬の気配。水温低下を嫌い、イカは深場へ落ち始める。ティップランの好シーズン。 |
冬(立冬 ~ 大寒)
二十四節気 | 時期の目安 | エギンガー的視点とアドバイス |
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立冬 (りっとう) | 11/7頃 | 本格的な冬の訪れ。ショアからのエギングは厳しくなる。水温が安定している深場をじっくり探る釣りがメイン。 |
小雪 (しょうせつ) | 11/22頃 | 季節風が強まり、釣りができる日が限られてくる。防寒対策は必須。釣れたらキロアップの可能性大。 |
大雪 (たいせつ) | 12/7頃 | オフシーズンと考える人が多いが、情熱的なエギンガーは寒さの中フィールドへ。1日のうちの時合いは一瞬。 |
冬至 (とうじ) | 12/22頃 | 一年で最も夜が長い。水温が下がりきり、イカの活性は最低レベルに。ボトム(海底)でエギを動かさない「待ち」の釣りが有効なことも。 |
小寒 (しょうかん) | 1/5頃 | 寒の入り。一年で最も寒い時期へ。狙うなら水温が安定するワンドの奥や温排水周りなど、ピンスポット。 |
大寒 (だいかん) | 1/20頃 | 一年で最も寒い。海の中も同様。春に向けて体力を温存している超大型個体をストイックに狙う。ボウズ覚悟の修行。 |
まとめ:季節を感じて、エギングをもっと楽しもう!
今回は、エギングと二十四節気について、僕なりに一生懸命まとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
こうして一年を通してみると、釣れない「夏枯れ」や「真冬」の時期も、次のシーズンのための大切な「準備期間」なんだなと感じられますよね。
ただ漠然と海へ向かうのではなく、「今は啓蟄だから、そろそろ親イカが浅場に入ってくるかな?」とか、「立秋を過ぎたから、そろそろ新子の顔が見られるかも?」なんて考えながら釣りをすると、一杯の価値がさらに高まる気がします。
もちろん、自然が相手なので暦通りにはいきませんが、季節の移ろいを感じる「物差し」として、この二十四節気の知識はきっと僕たちのエギングを豊かにしてくれるはずです。
まだまだ未熟な僕ですが、これからも色々勉強して、皆さんと情報を共有していけたら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
一緒にエギング修行、頑張りましょう!
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